以前の記事で、話好きだけど、自分勝手な人と
無口なんだけど、思いやりのある人の話をしました。
大切なのは言葉ではなく気持ち
ということもお伝えしました。
こういうことを言うと
そうは言っても、会話をしなければ
相手に気持ちが伝わらないだろうし
やっぱり言葉は大切だぞ
と言われてしまいそうですね。
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会話のネタがないから人付き合いが上手くいかないということはない!
確かに、その通りでもあるんです。
言葉で自分の思ったことを言わなければ
相手に、意志は伝わりません。
超能力者じゃないんだから
人の心を読むなんて、出来っこないですよね。
私は、周りから優しいと言われることが多かったです。
揉め事は嫌いだし
困っている人がいたら、ほっとけないタイプでした。
でも、そんな私のことを
暗くて気持ち悪い
何を考えているか分からない
と嫌う人もいました。
それは、学生の頃の話になりますけど。
若い頃に付き合った彼女に、最初は
すごく優しくて、大好き
なんて言ってくれてました。
彼女の友達の子には
あの子が、口数は少ないけど
一緒にいると、落ち着くんだよね
って言ってたよ
なんてことも言われたこともありました。
でも、付き合っているうちに、ケンカすることもあります。
はっきりしてくれないから、困るんだけど
そんなことを言われたこともありました。
最終的には、浮気をされてフラれて、別れてから
相手の男と彼女が手を繋ぎながら歩いているのを
偶然、見かけてしまったこともありましたけど
所謂、チャラ男という感じの男性でしたね。
この部分だけ見ると
優しい気持ちがある人でも
口下手だと、人間関係も恋愛も上手くいかないじゃないか!
と思うかもしれません。
ご機嫌取りの優しさは意味がない
私は小学生の頃にイジメを受けた経験があります。
それから、人の目が怖くて、目立ったこともできず
人と接することも嫌になって
どんどん話をすることを避けるようになったんですね。
それでも、学生時代に
優しいとか言われたり、誰かの手伝いをしたり
思いやりのある男子という感じでいたんです。
でも、それには理由があったんですね。
みんなに嫌われたくないから
良い奴だと思われたいから
そういう気持ちがあったから
優しい人を演じていた
という感じです。
彼女に対してもそうですけど
せっかく付き合えた彼女ですし、すごく大好きでした。
優しくしていたのも、嫌われたくないからなんです。
彼女に文句を言いたいようなことがあっても
こんなこと言ったら嫌われるかも
という恐怖心から、何も言えませんでした。
友達に対しても、彼女に対しても
ご機嫌を取るために
優しい男を演じていた
ようなところがあったんです。
無償の愛
とにかく、嫌われたくない
という気持ちが強かったんです。
でも、その頃は自分でもご機嫌取りとか
そんな意識はなかったんですね。
ある程度、成長して社会に出て、いろんな人を見て
開き直る
という考えができるようになってから
過去のことを、思い返してみたんです。
そうすると、ずっと
人の目を気にして生活をしてきたことに気付きました。
前回の記事で紹介したBさんという思いやりのある人。
無口だけど、周りから信頼されている人なんですけど
その人の場合は、明らかに
みんなから良く思われたい
女子社員からカッコイイと思われたい
なんてことは考えてないんですよね。
正直、人の気持ちは分かりません。
Bさんの本心なんて分かりません。
でも、そういった
ご機嫌取り
やましい気持ち
下心
見返りを求める
そんなことを感じさせないんですよね。
以前の私のように
良い人に思われたい
嫌われたくない
そんなことを思ってるように思えないんです。
今回、一番お伝えしたいのは、ここなんです。
親が子供を大切にする気持ちで
無償の愛
ってありますよね。
見返りを求めないものですけど。
我が子への愛情と、職場の同僚への気持ちは
同じだとは言えないところもありますけど
そのくらいの優しさがあれば
無理に好かれようと思わなくても
勝手に相手が好きになってくれるものなんですね。
下心が見え見えの男性が近寄って来ても
女性って警戒しますよね。
嫌われたくない、好かれたい!
と思いながら接していても
相手も、その必死な気持ちが伝わってしまって
余計に距離を取ってしまうものなんです。
その辺のことが分かるようになってからは
全然、気にならなくなったんですね。
純粋に相手を思いやる気持ちを持っていれば
口下手だろうが、大人しくたって
その人の優しさというのは、相手に伝わるんです。