小学生の頃にいじめを受けて、それ以来、人と接することを極力避けてきました。
話をするようなことも、避けていたところもあったので、大人になってから、会話をしようとしても、どう話していいのか全く分からなくて、ただ黙り込んでしまうことばかりでした。
でも無口なままでいては、社会人としては通用しません。
やっぱり話術って必要ですよね。
いじめを受けたのは過去のこと…かもしれませんけど、そのせいで自分に自信なんて全くなくなりましたし、相手がどう思ってるか?相手にどう見られているか?すごく気にするようになってしまって、話をすることも怖くなっていました。
とにかく人の目が気になったんですけどね。
話をするにしても、変なことを言って、またいじめられたらどうしよう…と不安しかなくて、自分の意見も言えないし、相手に合わせるようなことしかできませんでした。
学生時代なんて、同級生との会話というのも、数えるほどしかなかったと思います。
友達とわいわい、恋愛の話やくだらない話をして、楽しい時間を過ごすようなことも、全然経験できませんでした。
それでも良いと思っていました。
本当はみんなと仲良くして、楽しく過ごしたいと思っていたんですけど、いじめられたことがトラウマになっていて、「またいじめられたら嫌だ」と思って、自分から人と接することを避けていました。
幸い中学高校はいじめられるようなこともなく、ただ大人しい生徒でいて、無事に卒業することができました。
ただ、社会人になってから、さらに苦労するようになりました。
全然喋らないような奴ですし、「無口な人」という印象を持たれていて、職場にもなかなか打ち解けることができませんでした。
無口を治すことができました!
「無口を治して少しぐらい喋らないと」と思っても、何年もの間、まともな会話というものをしてきてませんでしたから、どういう風に話せばいいのか、分からなくなってしまっていました。
でも、今は何とか喋れるようになりました。
どう話せば良いのか、どんな話題なら良いのか、全くわからなかったんですけど、「分からないなら、理解すれば良いだけ」そうすれば、問題も解決するんですね。
話題が浮かんでくる発想法や会話のテンポを良くする方法など、理解することができました。
それからは、徐々にですけど、話せるようになりました。
一番驚いたのは、私の発言で相手が面白そうに笑ってくれたんです。
私の喋りも、全然つまらない…ってことでもないんだなぁ、と少し自信が持てましたね。
もちろん誰とでも仲良く会話できる…ということでもないんですね。
やっぱり苦手な人もいますし、話しやすい人と話しづらい人がいますから。
それでも、かなり人付き合いも良好になってきました。
でも少ないながらも、笑って話ができる親しい人ができただけでも、本当に良かったと思います。
初対面の人とも、仲良くなれる自信もつきましたし、「無口」としか思われなかった私が、周りから「話しやすい」と言われることも多くなりました。
これからも人に好かれる会話術の内容を実践して、もっといろいろな人と話をしていきたいと思います。