あなたには仲間っていますか?
親友と言える人っていますか?
私は、いませんでした。
でも、やっぱり、そういう存在がいるって、本当に心強いものです。
昔の私は、ちょっと捻くれた考えを持っていたかもしれません。
人付き合いが得意じゃなかったので、みんなでワイワイしたり、力を合わせて!みたいなことができませんでした。
孤立することばかりだったので、周りからも変な目で見られるし、相手にもされませんでした。
その頃は、一人は寂しいという思いも、少なからずあったので、仲良くなろうと努力したこともあったんです。
でも、「あいつに話し掛けられた」「初めて声を聞いた」「急にどうしたんだ?」「気持ち悪い!」なんてことを言ってたんです。
そいつらだって、もし好きな人に急に話し掛けられたら、嬉しいと思うんです。
気持ち悪いなんて思わないはずです。
でも、私が話し掛けたことは、気持ち悪いと思ったわけですから、私はウザイ存在で、ただ迷惑だったんだと思いました。
それからは、どうでもよくなりました。
誰とも関わらないようにして、学校に行っても、必要最低限以外は会話しないようにしてました。
「別にお前らと仲良くしなくても、一人でだって生きていける」なんて思ってたんです。
そんな感じだったので、学生時代は、とにかく孤独で過ごしてましたし、楽しい思い出なんて、一つもありませんでした。
高校は無事に卒業しましたけど、進学も就職もせず、ほぼニート状態でした。
一度だけ短期のバイトをしたくらいで、ダラダラ過ごしてました。
仲間が欲しいという気持ちになった!
夏場になって、従兄からバーベキューに誘われたんです。
従兄は明るく楽しい性格で、友達も多い人なんですね。
仲間とバーベキューに行くから、一緒に行こうぜ!と言われたんですけど、私は「みんなで楽しく!」が苦手ですから、乗り気ではありませんでした。
ただ、私には小学6年の弟がいて、弟が行く気満々に。
弟の世話係として行かなければならなくなりました。
それが、良いキッカケになったんです。
従兄の友達は、みんな明るく優しいお兄さん、お姉さんでした。
弟はもちろん、私にもいろいろ気を使ってくれました。
そのお姉さんの職場の後輩という、同い年の子も来てたんですね。
その子が、また可愛いんです。
しかも、すごく気さくに話し掛けてくれて、「女性と会話するなんて、何年ぶりだ?」という感じなので、最初はぎこちなかったんですけど、だんだん話も楽しめるようになりました。
家に帰って風呂に入って一息ついた時に、何とも言えない気持ちになりました。
本当に楽しかったんですね。
仲間とワイワイしながら、くだらない話をして、一緒に過ごすのって、すごく楽しいことなんだ、と思いました。
でも、私にはそんな仲間はいません。
今までなら、「別にいいや、一人ぼっちで構わない」と思ってたと思うんですけど、「友達が欲しい!」と思えたんです。
そこで、「友達を作る方法」や「親しくなるための会話」など、人間関係を良くするためには、どうすれば良いかを調べました。
その中でも、これにムチャクチャ惹かれました。
人間関係を上手くいかせるためには、まず会話しないと始まらないですし、会話が一番重要だと思ったんです。
初対面の人とでも、すぐに仲良くなれる方法や大人数での会話、女性と親しくなるための会話など、私が知りたかったことが、完璧過ぎるほどのものが、収められているんです。
実際、3ヵ月後には、仲間ができました。
男友達だけでなく、女友達もできました。
しかも、一人の子とは、ムチャクチャ仲良くなれて、かなり良い感じになってます。
それから学んでから、バイトすることにしたんです。
最初はやっぱり緊張はしてましたけど、「人に好かれる会話術で学んだことを発揮すれば、絶対に大丈夫だ!」と思って、いろいろ話をしていたら、すぐにバイト仲間とも仲良くなれました。
以前は、「一人で良い」なんて思ってましたけど、今は仲間がいて本当に楽しいです。
親友と呼べる友達もできました。
今までの捻くれた考えも、正直に言ったんですね。
すると、「過去なんて、所詮過去だろ!今は俺がいるから良いじゃん!」なんて言ってくれました。
あまりにも嬉しくて、思わず泣いてしまいました。
嬉し泣きなんて、人生初のことです。
これからは、素晴らしい仲間と一緒に楽しい思い出を、たくさん作っていきたいと思います。