今度、同窓会があると通知が来まして
正直、行こうかどうしようか悩んでたんです。
というのも、元々、口下手で大人しい性格で
学生時代に、良い想い出なんて、ほとんどなくて。
そんな自分でも、同窓会までの期間で
口下手を克服して、大人数でも話せるようになって
お前、変わったな
と言わせることができたんです。
今回の同窓会は、高校の時のもので
同級生と卒業してから、ほぼ縁がありませんでした。
というのも、最初にお伝えしましたけど
本当につまらない学生時代だったので
誰も、自分のことなんて覚えてないんじゃないか?
なんて思っていたんです。
彼女だっていなかったし
友達だって、数人くらいしいませんでしたし
そんな状況ですから、楽しいわけもありません。
せっかく、親が通わせてくれているし
高校くらい卒業しておかないと
という思いだけで、通っていた感じでした。
唯一、たまに連絡を取り合う友達がいるんですけど
その友達は、同窓会に出席するということで
お前も、一緒に行こうよ
と誘われちゃったんですね。
一人きりで行く訳ではないし
確実に、自分のことを分かってくれる人がいますから
まだ、不安は少ないものですけど
あまり気乗りはしませんでした。
というのも、数年前に中学時代の同窓会に行ったことがありました。
中学時代も、性格は大人しかったですから
今回と、気持ちは変わらなかったんですけど
地元の友達も何人かいるし、楽しいはずだ
なんて気楽に考えて、出席しちゃったんですね。
実際は、とても後悔しました。
仕事の都合で、少し遅れて行ってしまったこともありますけど
自分が行ったところで、出迎えられるわけでもなく
席についても
久しぶりだね
という声が掛かるわけでもなく
ただ、座っているだけという感じでした。
周りは、ワイワイ話が弾んで楽しそうでしたけど
そういう輪の中に入り込むこともできなくて。
数日後、出席していた同級生の中で
同窓会の話をしていた時に
あいつ、来てたの?
なんて話が出たそうで。
それほど、存在感もなく、影が薄かったようなんです。
しょうがないんですけど、悲しかったですね。
話が上手くなったことで、周りを驚かせました
そんな経験もあったので
どうせ、今回も同じ感じで
話もできないし、ただいるだけで、つまらないだろう
と思っていたんです。
せっかく友達に誘われてますし
今回、行かなかったら、次なんてもっと行きづらくなるな
と思いまして、一応、出席する返事をしてしまいました。
でも、どうせ行くなら、楽しみたいし
変わった!
明るくなった!
なんて思われたいし
できれば、女子からも好印象を持たれたいですから。
そこで、大変お世話になったのが
こちらの口下手を克服するための会話術でした。
この教材は、話上手になるために必要な考え方から
話題作り、大人数の輪の中への入り方
女性を喜ばせる話などの会話法が網羅されているんです。
これさえ、マスターしてしまえば怖いものなし
という感じで、すごく心強かったですね。
とにかく時間があまりなかったので
必死になって読んで覚えました。
どこまで変わることができるのか
はっきり分かりませんでしたけど
やるだけのことをやらないと
ただ、後悔するために行くようなものになりますから。
肝心の同窓会ですけど
とても楽しい時間を過ごせました。
自分から、大人数で話している所に
途中からでも参加することができましたし
女子との会話だって、弾ませることができたんですね。
〇〇くんって、こんなに明るい人だっけ?
と言われるほどでした。
大人になって成長したんだよ!
と適当に誤魔化しましたけど。
まさか、必死に会話術を覚えたとは
恥ずかしくて言えませんでした。
その経験のおかげもあって
職場での人間関係も、すごく良くなったんです。
やっぱり人付き合いって、大事なんだな
と、痛感させられました。