子供の頃から引っ込み思案で、大人しい性格でした。
大人数で集まるような場では、とにかくモジモジしてしまって、声も小さいし。
成長していく中でも、そんな感じのまま来てしまって、ずっと自分から話し掛けるということが苦手でいました。
これが好きな女性に対して、意識をしてしまって話し掛けることができないというなら、誰にでも経験あることだと思うんですよね。
でも私の場合は、同性・異性関係なく、会話が苦手なんです。
しかも、話し掛けてくれたとしても、会話が続きません。
オドオドしてしまうというか、反応が薄いと言いますか、会話のキャッチボールができないんです。
せっかく、相手がボールを投げてくれても、投げ返すどころか、キャッチすることもできないような状況でした。
以前、先輩に、お前と一緒にいても反応薄いし、つまらないと言われたこともありました。
確かに、その通りなんですね。
せっかく、好きな人と2人きりになれるような時でも、こちらからは話し掛けられないし、話し掛けてくれても、うん・・・そうだね・・・くらいしか返せなくて。
なんか、〇〇くんって、暗いし怖いね、なんて後でその子が言っていたようです。
ショックでしたけど、これもその通りだと思うので、納得するしかありませんでした。
でも、ようやく会話のキャッチボールができるようになったんです。
こちらからも話題を振れるようになりました。
キッカケは、この会話術を学び始めたことです。
でも、最初は全く上手くいきませんでした。
こういう話題で、こう話せば良いということが分かっても、いざ会話の場面になると、変に考えてしまって緊張してしまうんです。
これを言って相手は怒らないか?不快に思わないか?など考えてしまうんですよね。
やっぱり、ダメか・・・と思っていた時に、ネットでこんな文章を見付けたんです。
私みたいに会話に悩んでいる人へのアドバイスだったんですけど。
あれこれ考えてしまうのは、人の気持ちが分かるからこそで、真面目で優しいから。
少しずつ自分の本音を出せるようなれば良いだけ。
というような内容でした。
これを読んで、少し元気が出たんです。
何も考えずにズケズケものを言って、相手を悲しませたり、嫌な思いをさせたりする人もいますよね。
そういう人に比べたら、相手のことをしっかり考えているわけだから、自分もそんなに悪い奴ではないんだなぁ、と思えたんです。
ちょっとした開き直りかもしれませんけど。
そう考えられてからは、気持ちが楽になったんです。
あまり力まないように、楽しめば良いだけだ!
話せる時には話して、無理な時は話さなくたって良い!
そう思いました。
話し掛けないといけない!と思い込んでいただけなんですね。
いけないとか、そんなことはなくて、話したいから話し掛ければ良いだけなんです。
そう思えるようになってからは、しっかり人に好かれる会話術で学んだ話術を生かすことができるようになりました。
今は、ベラベラと饒舌には話せるわけではありませんけど、普通に話せるようになっています。
最近、気になる人ができたんですけど、その人とも平気で話せています。
たまに自分の話で笑ってくれることもあるくらいです。
良い意味で開き直ることができて、本当に良かったです。