会話というものに、妙な恐怖心を持っていました。
何でも良いから話せば良いだけ…と簡単に考えることもできるとは思いますけど、私の場合は恐怖以外、何物でもない感じでした。
当然、口下手というより完全に無口って感じでいましたね。
本当は、ベラベラと楽しい会話をしたいと思っていました。
学校でも同級生とくだらない話をして大笑いしたかったですし、社会人になった今でも、もちろん真剣に仕事の話もしますけど、休憩時間などには職場の人達とワイワイしながら笑い合いたいと思っています。
でも、上手く喋れませんでした。
元を辿れば、幼い頃から恥ずかしがり屋で引っ込み思案で、あまり人と接するのが得意ではありませんでした。
人見知りでもありましたので、知らない人と話すなんて、全然できません。
いつも親の陰に隠れて、モジモジしているような感じでした。
小学生の時に、授業中に先生にさされた時も、オドオドしてしまって、上手く発言できなかったり顔が真っ赤になってしまうことがあって、すごく恥ずかしい思いもしました。
それでクラスの友達からバカにされるようなこともあったので、嫌な思い出しかありません。
成長するにつれて、少しは改善されましたけど、それでも大人しい性格でしたね。
話をしたくても、上手く言葉が出てこないというか、「喋らないといけない」という気持ちが強くなってしまって、焦っちゃうんですよね。
そうすると、余計に何を話して良いのか分からなくなってしまって、頭が真っ白になってしまうことばかりでした。
従兄ですごく面倒見が良くて、私を可愛がってくれる人がいました。
従兄に相談したら、「じゃあ、俺が話し相手になってやるから、練習しよう」なんて言ってくれて。
「とにかく落ち着いて…焦らないで…」と言われました。
「大事な発言をするわけでもないんだし、昨日見たテレビ番組の話でも良いし、夕飯に何を食べたかでも良いし、適当に喋れば良いんだよ。」
「友達との会話なんて、そんな深刻に考える必要はないよ。」とも言ってくれました。
確かに、その通りだと思うんですね。
周りの会話を聞いていても、どうでも良いような…くだらない話とかをしています。
リラックスして、思ったことを言えば良いだけなんですよね。
それは分かっているんですけど、いざ対人となると、どうして良いのか?分からなくなってしまって。
昔経験した上手く話せなかったことを思い出してしまって、すごく怖くなってしまうんです。
「また失敗するんじゃないか?」「バカにされるんじゃないか?」と恐怖心さえ持つようになってました。
恐怖心が無くなりました
その後、従兄が時間がある時は、話相手になってくれて、会話の練習をしてくれました。
そのおかげもあって、少しですけど職場の人と話せるようになってました。
でも、ほんの少しです。
雑談とまで言えませんし、挨拶+αくらいの感じなんですね。
その先に、一歩踏み出したいんですけど、やっぱり恐怖心が邪魔をしていました。
せっかく従兄が時間を割いてまで、練習に付き合ってくれたんだし、無駄にしちゃダメだ!
後は自分の力で、なんとかしないと!と決心したんです。
そんな時に、こんなノウハウを知りました。
⇒ 失敗を恐れず恐怖心が無くなる方法 話し上手になれる会話術
「へ~こんなものがあったんだ」と食い入るように、このサイトを見てしまいました。
「本気で、このノウハウを学んでみよう」と思ったんですね。
このノウハウを学び始めて、半年ほど時間が掛かりましたけど、無事に恐怖心も克服することができましたし、雑談くらいなら誰とでもできるくらいになりました。
このノウハウを学んだことで、まず精神面が鍛えられました。
すごく前向きに考えられるようになったんです。
それから的確過ぎる会話法も学べますから、どんどん喋るということが楽しくなっていきました。
今までだと完全に受け身で、話し掛けてもらうのを待っていました。
話し掛けてもらったとしても、まともに会話が続くこともなかったんですけどね。
今は、自分から話し掛けることができるんです。
それで、会話がすごく弾みます。
面白い話をしてみんなを笑わせたり、輪の中心になって話を回すようなことは、まだまだできませんけど、たくさんの人とあれこれ話ができるようになるなんて、夢のようです。
一応、3ヶ月で会話上手になれる!というものなんですけど、私の場合は、その倍掛かってしまいました。
それでも、オドオドすることなく、頭が真っ白になることもなく、普通に会話できるようになったので、本当に良かったです。