人ってどうして、自分勝手なんでしょうか?
もちろん私自身も、自分のことを中心に考えていると思います。
ただ、散々利用して、必要なくなったらポイ捨て…そんなことばかりが続くと、自分にも自信なんて持てなくなりますし、人を信用できなくなります。
今までの人生を思い返しても、本当につまらない人生でしたね。
今で言えば「リア充」と言うんでしょうか?
そんな毎日が充実して楽しい人生を送っているような人達とは、ほど遠い人生を送ってきました。
元々、性格も大人しい方だったし、全く無口ってほどでもありませんけど、あまり会話は得意ではないし、人付き合いも上手くはありませんでした。
そんな感じですから、友達も少ないし、女性もモテないし…
悲しい青春時代でした。
ただ、真面目で何事にもコツコツ、一生懸命やるタイプではありました。
社会人になって仕事をするようになってからも、それなりに対応して、上司からも評価をもらえることもありました。
必要とされると必死に頑張っちゃうんですよね。
20代の前半の頃に、大親友と思っていた友達に裏切られるようなことがありました。
ちょうど同じころに、一応彼女がいたんですけど、浮気もせず一途になっていたんですけど、反対に浮気されてフラれてしまいました。
なんとか立ち直って、20代半ばに結婚を考えるほどの女性と出会いました。
相手も、結婚を意識してくれていて、「無口だけど優しいところが好き!」なんて言ってくれていたんです。
「婚約指輪を買ってプロポーズしよう!」と思って、貯金もしていたんですけど、結局浮気されて別れることになりました。
少ししてから、学生時代から付き合いのあった友達が、お金に困っていて20万円ほど貸したんです。
「月に1万とか少しずつでも、必ず返すから!」と言っていて、最初に2~3ヶ月はちゃんと連絡もあり、返してくれていたんですけど、その後連絡が途絶え、音信不通に…。
なんとか連絡を取ろうと、少ない交友関係をあたったんですけど、無理でした。
貸した自分がバカだったと思って諦めました。
そんなことばかりが続くと、
あぁ~俺みたいな奴は、誰からも必要とされないんだなぁ
利用するだけ利用して、彼女も友達もいなくなっちゃんだなぁ
と、ムチャクチャへこみました。
それからは、人を信じられなくなってしまいました。
あっという間に10年以上が過ぎ、もう30代半ばのオジサンになってますけど、未だに一人身、恋人もいませんし、友達もいません。
仕事はしてますので、職場の人とは最低限のコミュニケーションは取っています。
飲み会などがあれば、一応出席はしています。
でも、表面的な付き合いしかしていません。
本当は、本音で何でも言い合えて、悩みがあれば相談できるような関係になるのが一番なのは分かっているんですけど、それができないんです。
このままだと結婚することもなく、仲間ができることもなく、一生独りぼっちだなぁと思っていました。
人を信じてみよう!という気持ちになれた
散々、暗い過去の話をさせてもらいましたけど、今は変わることができました。
自信が持てるようになったし、人を信じることができるようになったんです。
彼女もできましたし、親友と言えるような友達もできました。
何をして変わることができたかと言うと、これを聞いただけなんですけど。
潜在意識だとか引き寄せだとか、自己啓発系のことはよく分からないんですけど、ただ深層心理と言いますか、「人は信じられない…」と思ってしまっている心の奥底から変えなければ、どうにもならないと思ったんです。
たまたま、このCDを見付けて「否定的な気持ちを人を信じるという考えに変えてもらおう!」と思いました。
聞き始めて、すぐに効果があったわけではありません。
最初に、その変化に気付いたのは、1ヶ月ほど経ってからでした。
職場の後輩と飲みに行くことになりました。
今までも付き合いで行ってはいたんですけど、悩みを聞いて相談にのっても、「どうせ親身になって相談にのっても、最後は知らん顔していなくなるんでしょ!」というような考えしかありませんでした。
でも、その時は違ったんですね。
後輩の悩み事というのは、付き合っている彼女とのことで、「最近、上手くいっていない」「結婚を考えているんだけど、相手はどう思っているのか、不安で…」というような恋愛関係だったんです。
私は、恋愛経験も少ないし、相談にのれるほどではないんですけど、自分なりの考えを親身になって伝えている自分がいたんです。
ふとした時に、「俺…本音で喋っている…どうしたんだ急に!?これってCDの効果かな?」なんて思ってしまいました。
それからも、さらに聞き続けていたところ、「私さん、最近明るくなりましたね!」「何か良いことでもあったんですか?」「ようやく彼女でもできたのか?」なんて、職場の人に言われることも多くなったんです。
その後、同期社員と一緒に飲みに行った時のことです。
酔っぱらったこともあって、今までの人生のことを話したんですね。
友達に裏切られたり、彼女に浮気されたり、それで人を信じられなくなったこと…暗い話ですけど、そんな愚痴を彼は「うん、うん」と静かに聞いてくれていました。
一通り話終わった時に、「誰からも必要とされないなんてことはないよ。少なからず、俺はお前が必要だよ!同期で未だに続いているの、俺ら2人だけだろ。それにお前には感謝してるんだよ。○○の時は、助けてくれたし、△△の時だって、フォローしてくれただろ!俺はお前のこと同僚であって友達だと思っていたのに…寂しいこと言うなよ!」と言ってくれました。
思いきり泣いてしまいました。
思い返すと彼は、一緒に遊びに行ったりなどはありませんでしたけど、職場では常に声を掛けてくれるし、飲みにも一番一緒に行っているかもしれません。
連絡くれたりも多いし、彼は結婚してますけど、家族で旅行とか行くと、必ず個人的にお土産をくれたりもしてました。
そんな人が身近にいたのに、友達もいない!人を信用できない!なんて思っていた自分が情けなくなりました。
それから少しして、その同期の奥さんの友達を紹介してくれることになりました。
彼女も、婚約寸前で彼氏の浮気が発覚して、別れることになってしまった過去がありました。
しばらく男性との交際はやめようなんて思っていたら、あっという間に30代になってしまった!ということでした。
すぐに意気投合して親しくなれて、付き合うことになったんです。
今では私たちと同期夫婦と一緒に出掛けることも、多くなりましたね。
今では、また人を信用するようになれています。
過去のことがありますから、裏切られたくない気持ちもありますけど、そんなのあくまで結果論ですから。
裏切られた後で、「あの時、こうしておけば良かったかな?」「こういっておけば状況は変わっていたかな?」と後悔することばかりだったので、とにかく今は、自分のできることを精一杯やるようにしています。
不安に思っていても、先のことは分かりませんから、今を楽しむ!ということだけを心掛けていますね。