よく、楽しいと思えることなら、苦にならないし続けることができる
なんてことが言われますよね。
それなら会話上手になることだって同じことですよね。
面白くないと、嫌になって挫折することもありますけど、人と話すことを楽しむことで、話上手になれるんじゃないか?
なんて単純に思ったんですけど、そう簡単なものではないようです。
会話が楽しめるかどうかなんて、結局のところ話相手が誰かによって変わってくるんですよね。
親しい友人とのくだらない話なら、楽しめるものですけど、気が合わない上司との話となると、苦痛でしかない場合もあります。
同じように10歳、20歳離れている職場の年上の先輩との会話だとして、日頃から何かと気に掛けてくれていて、お世話になっている人だとしましょう。
その人に仕事での注意点を指摘されたとしても、アドバイスだと捉えて真剣に聞くことができます。
でも、いつも愚痴や嫌味ばかりを言うような先輩で、あまり好きじゃないような人だった場合は、内心は、あ~うるさいなぁという感じで、聞きたくない話になるかもしれません。
同じように異性との会話というものでも、好きでもない人の話は、しっかり聞こうともしなかったり、反対に好みの異性の話なら、目を見て真剣に話をすると思います。
恥ずかしくて見れないことの方が多いかもしれませんけど、少しの時間でも話ができること自体、楽しめると思います。
これは極端な話かもしれませんけど、誰でも心当りはあるのではないでしょうか。
仲の良い人、好きな人との会話は楽しい
嫌いな人との話は、楽しくない
誰でもそうですよね。
ですから、会話を楽しもうと思っても、その相手との関係性によっても変わってきてしまうということなんです。
相手がどんな人とでも、楽しめるようになれれば、真の会話上手になれるんでしょうけど、私の人によって違ってきますから、まだまだかもしれません。
染谷さんは、とても明るい方で、面白いおじさんという感じで、周りの人達からも慕われて好かれるような存在でした。
一緒にいても、よくもまぁ、そんなくだらないことがどんどん出てくるなぁと思ってしまうほど、次々にみんなを笑わせるような人なんです。
普段、何を考えているのか?
と聞いたことがあったんですけど
自分から話題をふった時に、相手がAという返事だったらBと言ってみて、相手の返事がCだったら、Dと答えよう・・・その後はこんな話で・・・という感じで、その後の展開まで、いろいろ考えて話をしているようなんです。
それを聞いた時に、どうすれば、そんな思考回路になるのか全く理解ができませんでした。
でも、先の先まで読んでいるということは、頭の回転が早いんだなぁと感心もしましたね。
それに、私は仕事をしに来てないから
みんなと話をするために来ているから
なんて、ふざけたことも言っていました。
染谷さんを見ていると、みんなと話をすることを、本当に楽しんでいるということが分かるんですね。
そう考えると、やっぱり会話で大切なのって、楽しむことだと思うんですね。
つまらないなぁと思いながら話をしていても、相手にそういう感情は伝わってしまうでしょうし、そうすると相手も楽しめるわけありません。
こちらも楽しむことで、相手も楽しんでくれる
そうなることが、会話上手になるために必要なことなんでしょうね。