自分からあれこれ話すのが苦手だったので、「それなら聞き上手になろう!」と思いました。
でも、聞き上手というのも、とても難しいんですよね。
ただ「うんうん」頷いて聞いていれば良いだけではないし。
話上手にもなれないし、聞き上手にもそう簡単にはなれないものだと思いました。
私は昔から話すことが苦手でした。
友達との会話でも、何を話せば良いか分からないし、沈黙するだけでした。
何でも良いから話をしようと思っても、思えば思うほど頭の中が真っ白になってしまって、話題が全然見つけられませんでした。
でも、それはまだ中学生の頃のこと、「この先、いろいろ経験していくうちに改善されていって、コミュニケーション能力も向上するだろう」と、楽観的に考えていました。
でも、その後高校~大学と通っていても、何も変わりませんでした。
会話のキャッチボールをしたいと思っても上手くいかないし、相変わらず話題が浮かんで来ないし。
周りからは「暗い人」「喋らない人」と思われていましたし、自分の居場所もないように感じてしまうことばかりでした。
社会人になっても、状況は変わりませんでした。
本当に悩みましたね。
かなり悩んでいて、その結果「それなら聞き上手になれば良いんじゃないか?」と思ったんです。
「こちらから話そうとしても話題も見つからないで困っているなら、無理して話す必要もない…聞き上手になれば話を聞いていて、上手く相槌打っておけば良いだけだから簡単だよ」と思いました。
「何で、こんな簡単なことに気付かなったんだろう」とも思いましたね。
ところがです。
聞き上手なんて、簡単になれるものではありませんでした。
ただ「へ~そうなんですか」「すごいですね」とか適当な相槌を打ってるだけの奴との会話なんて、相手が楽しいわけありません。
どんどん相手の話を引き出さないといけないのに、全く引き出せないんです。
念願の聞き上手になれました!
そこから数年は、本当に会話というもので、頭を悩ませていました。
どうやっても上手くいかないし、誰とでも仲良くなれるような人って、本当にスゴイと思いましたね。
でも、やっと悩みも解決できる時が来ました。
ここで、最高の会話術の登場です。
こちらの会話術を学んでいくうちに、「会話のテンポを良くする、相槌の8つのバリエーション」というものを知りました。
この相槌を使ったところ、どんどん話を引き出すことができました。
しかも、相手の顔を見ていると、すごく楽しそうに話をしてくれているんです。
まさに心地の良いテンポで会話が弾んでくれました。
その頃から、職場でも友達でも、いろいろと相談されることも多くなりました。
それも、他の人には言えないような内容の話なんですね。
他にも「話しやすい」とか会話の終わりに「また話を聞いてね」と言われることもあります。
今まで、そんなこともなかったので、その変化に驚くだけです。
完璧に聞き上手になれましたね。
それと同時に、人に好かれる会話術で話術を学べたことで、話下手も少しは改善された感じです。
ただ、話を聞いて上手く相槌を打っているだけでもなく、自分なりの意見をしっかりまとめて言うこともできています。
以前は、散々悩んでいた「話題が見つからない」という悩みも、面白いほど話題が見つかるようになっているので、無事に解決です。
「こんな性格でずっと生きてきたし、もう変わることもできないんじゃないか?」
「人付き合いが上手い人って、天性の才能なんだろう」
そんなことを考えてばかりで、あれこれ悩んでましたけど、ただ「知らなかった」だけなんですよね。
才能がどうとか関係ありません。
話し上手になるためにはどうすれば良いか?聞き上手になるためにはどうすれば良いか?それをハッキリ知ることができれば、会話に関する悩みも、簡単に解決できますよ。